具体的な働きかけ方として、何の仕事を分担させるかは本人と相談して決め、「それをしなければみんなが困る」ということを理解させて責任を持たせましょう。仕事の指示は「食器をきれいにして」といったような抽象的な言い方は避け、
- 1.スポンジに洗剤を付けて、食器の汚れを落とす
- 2.食器の洗剤をすすぐ。
- 3.食器を水切りに置く。
- 4.食器を布巾で拭く。
紙に仕事を書き、終わったら線を引くなどすると分かりやすいようです。「ここまでやったら終わり」という風に目標を明確にすると、本人も取り組みやすく、達成感が持ちやすくなります。褒めるときには、本人に自信が付きやすいようにおおいに褒めてあげてください。その際にも「がんばったね」など抽象的に褒めるのではなく、「~できたのは良かったね」といったように褒めると子どもには分かりやすいようです。
親は、仕事を上手にやらせるという意識ではなく、あくまで本人に「自分はできる」という自信を付けてあげるということが目的ということを忘れてはいけません。