LDと診断された場合の親としての心構えについて放課後等デイサービスのリフレームワンが解説します。

お悩み相談Q&A

LDと診断されたのですが、親としての心構えはどのようなことでしょうか?

お悩み相談Q&Aの画像 ここで「親の心構えはこのようにあるべきです」と抽象的なことを言っても決して役に立たないでしょう。というのは、子どもの「障害」を告知された後の親の精神状態は、一般的には誰でも次のようなステップをたどると言われているからです。
①ショック期
LDの告知で障害を認めざるを得ない
②否認期
LDは一部普通に見える部分があることで誤診であって欲しい期待を持つ
③混乱期
異常な部分が多く現れ、その対応の方法も見つけられない
④努力期
LDの知識を勉強、集団への参加、具体的行動の模索
⑤受容期
LDの知識習得、LDの現状受認、具体的行動の構築
要点は、親が受容期に早く到達できるかどうかに関わってくると言えます。つまり、否認期と混乱期をいかに早く抜けるかということです。そのためには、子どもがLDである現実を直視する、LDを知る、専門機関への診断、行政への働きかけをする親としての姿勢です。 日常的にLD児と接触する時間はお母さんの方が圧倒的に多いでしょう。試行錯誤を繰り返して、その努力が報われなかったときに負う精神的ダメージで不安定になるのもお母さんの方が多いようです。お母さんを支えるのは、夫としてのお父さんの役目です。 また、LD児の将来に向けての目標設定、長期方針の決定は父親がリーダーシップを取らなければならないテーマのひとつです。お母さん一人が奮闘しているケースが良く見受けられます。しかし、夫婦が連携して協力することで教育や行政面での大きな効果に繋がった事例も多くあります。 夫婦で「LD児が安心できる居心地の良い場所」である家庭はどうあるべきかを話し合ってみることから始めましょう。夫婦間のコミュニケーションが一番大切です

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