ADHDや自閉症などの障害を持つ子ども
進路先としては、高校などへの進学か就労を考えるかの2択になるかと思います。親としては中学校入学時からある程度の見通し、覚悟をしておいた方が良いでしょう。そして、中学3年時の具体的な進路決定時点で再度、
本人の能力・適正について親子で話し合ってみましょう。思春期であり、本来なら青春のど真ん中にいる子どもです。不況の影響で
中学卒業後の就労は厳しくなっています。これからの人生をどう生きていくか、
援助をあてにせず自立するためには何から始めれば良いか、どのような進路先があるのか、など色々考えなければなりません。
- ① 本人はどのようなことを希望しているか
- ② 能力・適正はどのようなものか
- ③ 本人が今までどのようなことを身に付けてきたか
- ④ 中学卒業後の3年間、何を学ばせてどのようなことを身に付けさせたいか
- ⑤ 将来の生活設計は。
第一に考えたいのは本人の希望です。そして、どのような能力・適正を持っているか、どれだけうまく他人と接することができるか、冷静に考えてみてください。
学力的な要因だけで見ていると中途退学ということも時には起こります。過度の期待も禁物です。また、この
思春期という時期を本人なりに楽しんで生きるという子どもの権利も当然として考えていかなければなりません。