進路先として、まず教育の場があります。進学として大学や専門学校があります。
大学には4年制のものと2年制の短期のものがあります。専門分野によって学部ごとに分けられ、高機能自閉症や自閉症に悩む生徒も多く進学している、夜間に学べる大学もあります。大学校には防衛大学校、職業能力開発大学校、水産大学校など諸官庁が設置するものがあり一般に学費はかかりません。
専門学校は高校卒業者を対象にした専修学校です。専門の技術や資格を必要としている職業に就くことを前提に実技・実習ベースのカリキュラムが組まれ、2年間での卒業は短期大学卒と同等の資格が与えられます。2005年度には2,902校、66万5千人が学んでおり、最近では短期大学よりも専門学校への進学のほうが多いです。専修学校に比べて規模が小さく、終業年限や授業時間が一定基準に満たないものを各種学校と指しますが、簡易に技能を学ぶことができます。
職業訓練校は職業に必要な基礎的な技能・知識を習得することが目的で、全国に274校あります。学校を通じて手続きができ、4月から訓練を開始して期間は1~2年です。訓練は無料で行われ、終了時には公共職業安定所と共に就職の斡旋を行ってくれます。職業訓練短期大学や障害者職業訓練校もあります。