学校卒業と同時に
就労が困難な自閉症やADHD、アスペルガー症候群に悩まれる方の場合、
職業訓練機関で基本的な訓練を受けてから就労することが出来ます。職業訓練機関としては、
地域障害者職業センターや障害者職業訓練校、能力開発センターが各地に設置されています。また、
就職に結び付ける為の職業訓練として、職場適応訓練があります。一方、企業とは別に
福祉的就労として
知的障害のある人の社会参加を支援するために提供されている働く場所があります。これらの施設や制度の利用については、福祉事務所で相談してください。
- ①授産施設
- 現状では雇用されにくい人が家庭や福祉ホームから通勤したり、施設に入所しながら生活や作業指導を受けるための施設で、作業量に応じて工賃が支払われます。授産施設での訓練や支援を受けて企業に就職することも可能です。
- ②福祉工場
- 企業で就労する力はあるものの、健康管理の問題や対人関係がうまくできない人達を様々な配慮をしながら雇用するのが福祉工場です。
- ③職親委託制度
- 企業主である職親のもとで、生活面の指導や技能習得の訓練を受け、就労に必要な素地を育てていくことを目的とした制度です。
以上のほかに、知的障害のある人の保護者などが中心となって作られた支援の場所が小規模作業所、福祉作業所、共同作業所と呼ばれる施設です。