中学校の特殊学級や養護学校を卒業後、社会人として必要な知識を学習したり、いろいろな問題に直面した時の悩みに答えたり、余暇を気の合う友達と楽しく過ごす場として各地に青年学級が設けられています。青年学級は学校の同窓会が発展したもの、市町村の社会教育課が事業として行っているもの、各種福祉団体が行っているものがあります。しかし、活動内容は必ずしもLDに向くものだけではありません。
社会に出てからはいろいろな問題に直面することが予想されます。同じような悩みを持つ仲間、サークルを持つことは心の大きな支えになります。カラオケやボーリングなどを同等に付き合うことができ、お互い失敗しても許せるような気楽な仲間が社会人としての彼らに必要です。社会人になってからではなく、親も一緒になって小さな時から心掛けていくことが大切です。そうすれば、より気の合った仲間に出会うことが出来るでしょう。
また、このような仲間と出会うことができ、そこにいくことによって安心感が得られるようなたまり場が必要です。たまり場作りには親の協力が欠かせません。できる限り本人達が中心になって活動できるような環境作りを意識していきましょう。
余暇をどのように過ごすのか、LDにとって非常に大きな問題と言えます。仲間と出会うことができるたまり場は余暇活動の場として利用できるようになるでしょう。