現在では自閉症やADHD、アスペルガー症候群などの障害を持った多くの人達も周囲の援助を得て結婚生活を営み、子育てしています。経済的な自立、生活面での自立など必要はありますが大きな二次的な障害が起きないで順調に育っていればLDにとって結婚は難しいことではありません。また、基本的には本人の意思を尊重することが大切です。相手を好きになり、結婚する意志が育まれたら後押ししてあげましょう。
結婚しても、ケースワーカーや両家の支えはある程度必要になってくるかと思います。性に対する知識や子育てに対するアドバイスなどについてきめ細かくサポートを周囲が心掛けていくことが必要でしょう。
自立した生活や身辺処理ができることなどが結婚の前提となりますが、このためにはグループホームなどで段階的に訓練していくことも有効的な方法と思われます。なお、収入が少ない場合、公的援助を受けるのも一つの選択肢と考えてみてください。