学校での理解、対応に任せっきりになるのではなく家庭でもやるべきことがあります。家庭は外でがんばってくる子ども達が安心できる、こころの安らぎの場所であってほしいということです。
それは家庭内でわがままにさせることとは違います。ただかわいがるだけではダメです。家族のメンバーとして認めること、家庭の中での手伝いなどを協力し分担することから始めます。小さいときからそうした態度で接すると、自立心のある自信を持った子どもに育ちます。
少子化が進み、兄弟数も減ってきていますが、兄弟がいるなら心がけて欲しいのは、比較したり競わせたりさせ過ぎないということです。それぞれの良さを認めることが大切です。一人っ子の場合は手をかけ過ぎてしまいがちですが、どんどん自分でさせて、そして褒めてあげましょう。
親が褒める一言が子どもがたくましく成長するための糧になります。そしてそれが、子どもが家族のメンバーであると自覚する大切なきっかけになります。